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10月7日(土)~8日(日)福岡の都久志会館で開催された全国集会に参加した。北は北海道から南は鹿児島から全国のユニオン431名が集まり、1年の闘いを総括し、明日からの運動方針を確認した。全国集会スローガンは、「バリカタ(博多ラーメンのゆで方で最も固い)絆!諦(あきら)“めんたい”!」で固い絆(きずな)と諦めない強い心で闘うことを確認した。と今回の全国集会はとりわけ厳しい状況の中での開催となった。大会の直前に安倍政権による、森友学園、加計学園隠しの火事場泥棒解散が、失望の党の出現、民進党の分裂によって、改憲勢力が圧勝しかねない状況を生み出した。

安倍政権は北朝鮮金政権と米国トランプ政権の見境なき挑発行動に悪乗りして「戦争の出来る国造り」路線を推し進めようとしている。そして次の国会では「働き方改革」の名のもとに、「裁量労働制の適用範囲の拡大=労働時間法制の規制対象外の労働者を多数生み出し、過労死、過労自殺の増加が懸念される」「年収1,075万(今は、1,075万、将来は400万か)以上の専門職(しばらくすると対象範囲を拡大する)高度プロフェッショナル制度の創設」という鞭(むち)と「労働時間の上限規制」「同一労働同一賃金」のまやかしの飴(あめ)をゴッタマゼにして形ばかりの審議を行い、安全保障関連法(戦争法)同様強行採決による成立を目論んでいる。

「労働時間の上限規制」は月100時間未満という過労死ラインを上回るものであり、(詳しくはスタッフブログを見てね)「同一労働同一賃金」は、現行の労働契約法第20条の「期間の定めがあることによる不合理な労働条件の禁止」を骨抜きにしようとするものであることが「働き方改革関連法案法律案要綱」で明らかになったが「法律案」要綱についての詳しい解説の報道は見当たらない。「飴」は甘くないのである。

全国集会は、福岡で労働運動に係りの深い安元隆治弁護士、中野真美弁護士、全国ネット岡本哲文事務局長をパネリストとして議論し、長時間労働や解雇の自由化を進める労働法制改悪を許さないことを全国集会で決議した、パネルディスカションでの中野真美弁護士の「法律案要綱」を読んだ日は眠ることが出来なかったとの発言が印象深いものであった。